ぱないの!

たまには写真についてのお話。
カメラを手に入れたはいいがf値だのシャッタースピードだの露出だの言われてもよくわからん!って方におすすめの話題です。

ワイを含めた猫飼いの皆さんはカワ(・∀・)イイ!!猫たちを写真に収めたいわけですが、室内飼いが常識となりつつある昨今では太陽光が少ない室内での撮影を余儀なくされます。
いざ撮影すると暗い写真になってしまってガッカリ……なことも一度や二度ではないと思います。
かといってフラッシュを焚くと愛猫の目を傷めることにもなりかねません。

今回はカメラの標準機能を使って明るい写真を撮る方法をお伝えしたいと思います。
カメラで明るさに関する設定は3つあります。
  1. シャッタースピード
  2. f値
  3. ISO感度
ひとつずつ説明しましょう。





1.シャッタースピード

カメラで撮影する時シャッターボタンを押しますが、この時「どれぐらいシャッターを開いたままにするか」がシャッタースピードです。
1/2秒とかだと0.5秒間シャッターを開けて情報を取り込みます。逆に1/1000秒だと0.001秒とほんの一瞬だけシャッターを開けることになります。

シャッタースピードの主な使い方は「被写体のブレを抑える」ことです。猫の動きは速いのでシャッタースピードが1/30秒程度では残像のようになったりします。
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これをシャッタースピードを1/1000秒に設定して撮ると激しい動きの中でも静止した絵になります。
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じゃあシャッタースピードは短いほうがブレなくてエエやん!と思いますが、短くすると今度は光の量が少なくなり暗い写真になってしまいます。シャッターを一瞬しか開けない=光が入ってくる時間も短い=暗い写真になる、ということです。

よって動きが少ない写真(寝てる時とか)はシャッタースピードを長くして光の量を増やす=明るい写真が撮れるということになります。

蛇足ですが夜景や星空などそもそも動かない物を撮影する時には三脚で固定した後シャッタースピードを10秒など長い時間に設定して撮れば、暗い中でも長い時間光を取り込むことで明るく撮影することができます。
以前11月末の朝5時半ぐらいの富士山を撮影したものですが、肉眼だとこんな感じでほぼ真っ暗なんですが
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シャッタースピードを20秒にしてたっぷり光を取り込むとこんな感じに明るくなります。
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また、夜の交差点などをシャッタースピードを長めにすると車のライトが糸のように流れる写真が撮れたりします。車のヘッドライトがブレて映ることを利用した写真です。
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川や滝などもシャッタースピードを長めにすることで糸を引いたような写真を撮ることもできます。
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シャッタースピードは風景写真を撮る場合には色々活用することができますが、動物写真となると単にブレになってしまって活用とまではいきません。たまにこういうかわいい絵も撮れたりしますがw
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2.f値

f値が一番直接的に光の量を示す値として使われます。f値が小さいほど光の量が多く明るい写真になり、大きくなるほど光の量が少なく暗い写真になります。
じゃあf値は少ない設定で固定にしておけばエエやん!と思いますが、f値が小さいほどピントが合う範囲が狭くなります。
f値=1.8など小さめの値だと猫程度の大きさの被写体でもピントを合わせた場所から少し離れただけでボヤけ始めます。
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↑この写真は後ろ足の肉球にピントを合わせてますが、ヒザ付近から既にボケ始めて顔付近は完全にボケてしまってます。このボケ味が一眼レフで撮る際の味ではあるんですが、全体像を撮りたい時や動きが速いシーンなどボケて欲しくない場合も当然あるので固定というわけにはいきません。


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f値=10.0まで上げるとこんな風に姿全体にまでピントが合うようになります。

3.ISO感度

ISO感度はデジタルカメラのセンサーがどれぐらいの精細な画像にするかを示す値です。小さいほど高精細で緻密な写真になり、大きいほど粗い写真になります。
じゃあキレイな写真にしたいからISO感度は最小にしとけばエエやん!と思いますが、ISO感度は小さいほど暗い写真になります。ISO感度はそもそも暗い場所でも何とか絵を撮れるようにセンサーを調整して「粗いけど見ることができる写真」を撮るための機能です。夜や室内など光の量が少ない場合に最も力を発揮します。
しのぶさんをお迎えしてすぐの写真です。机の下に隠れて光が圧倒的に足りない状況で撮ったため、画質を犠牲にして明るく撮られた一枚です。右側の影になった壁を見るとざらついた感じがよくわかると思います。
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またISO感度はカメラの性能の違いが如実に表れる点であり、最新機種や上位機種だとセンサー性能が向上しているためISO感度を高くした写真でもそこまで粗くない絵になります。
ISO感度はカメラに「最大ここまでは粗くしてもいい上限」を設定した後、オートでカメラに選択させることでカメラが適切な明るい写真を撮ってくれます。

まとめ

グダグダと理屈を並べましたがじゃあどうすりゃエエねん?というところをまとめましょう。

寝てる時などほぼ動きがない場合

・シャッタースピード:長め(1/30~1/100)
・f値:ボケ味を出したいときは小さめ、くっきり撮りたい時は大きめ
・ISO感度:オート

シャッタースピードを遅くして光量を稼ぎ、f値で写真の雰囲気を調整するイメージ

歩いてる時などのゆっくりした動きの場合

・シャッタースピード:普通(1/100~1/300)
・f値:ボケ味を出したいときは小さめ、くっきり撮りたい時は大きめ
・ISO感度:オート

それなりの動きがあるのでシャッタースピードをちょっと短めにして光量を稼ぐのはそこそこにしてISO感度に期待する。f値で写真の雰囲気を調整するイメージ。手先などちょっと早い動きをする箇所はブレる

走ってるシーンなど動きが速い場合

・シャッタースピード:短め(1/500~1/100)
・f値:3.5ぐらいから上の大きめの値
・ISO感度:オート

ブレを完全に止めるためシャッタースピードは速くし、f値もある程度大きめの値にしてピントが合う範囲を広くする。明るさはISO感度にお任せするしかないイメージ





ワイが今まで撮ってきた経験だとこんな感じです。
室内での写真は日光やフラッシュなどに頼れない分、カメラの設定で如何に光を集めるかがポイントになります。それでも暗い写真の場合はお蔵入り……ではなく最後はRAW現像で加工する、という手法が残されています。これはまた次の機会に。

今回はここまで。
ぱないの!