ぱないの!
前回に続き今回も写真のお話。
カメラを買い替える前はワイは写真を単純にJPEG形式で保存するだけでした。
「一枚一枚RAW現像するわけないやろ!」
「JPEG形式の方が容量少なくて多くの写真撮れるしな!」
過去のワイを蹴り飛ばしてこう言いたい。
「貴様はRAW現像の実力を1ミリたりとも理解していない!それに容量なんぞ家で撮るんやったらすぐにPCにコピーしたら無尽蔵やんけ!このドアホゥ!」
ということで今日はRAWデータと、それの現像についてのお話を。
デジカメで撮影するとRAWデータというものを耳にすると思います。
デジカメはレンズから受け取った情報を、指定された設定内容(ホワイトバランスとか露出とかがこれにあたります)に応じて明るくしたり色合いを鮮やかにしたりなど変化させてから最終的な画像として保存します。このデータがRAWデータです。RAW=日本語で「生(なま)」を意味するとおり、撮ったままの生データというわけです。
ただ、このデータがデカい。1枚で30Mバイト越えは当たり前。ブログに載せたりするには向いていません。
このデータをもうちょっとスリムにするためにデータ変換を行い、容量が小さくそこそこ見た目もイケてるJPEGというデータ形式に変換します。これが「現像」と呼ばれる行為です。昔のフィルム時代のカメラがフィルムから写真に焼き付ける行為である現像とはちょっと違いますね。
で、ここからがキモの部分なんですが、現像時には明暗や色合いの調整をすることもできます。逆光で暗く映ってる写真も明るい鮮やかな見た目に生まれ変わらせることができるのです!
実例を見ていただきましょう。
ちょっと前にブログに載せたつかまり立ちしてるしのぶさん。実は撮影時にはこんな暗い写真だったんです。逆光になる位置で撮ったためしのぶさんの毛の縞模様が黒く潰れてしまって残念な結果になっています。
これをRAW現像時に調整することで明るく鮮明な写真に生まれ変わらせることができます(ドヤァ
黒い毛並みの猫さんを撮る際にはかなり重宝するのではないかと思います。
逆に暗くすることも可能で、光が強く当たって白とびしてしまっている部分を見えるように調整することもできます。
今日撮ったばかりのしのぶさん。首筋から胸にかけての白い毛並みが日光を浴びて真っ白に白とびしてしまっています。
これも白い毛並みの猫さんを撮る際には重宝するんではないでしょうか?
またこれを部分的に行うこともできます。
この写真のしのぶさん。首筋から右前足は若干の白とび、逆に顔の左半分は黒く潰れるという難儀な状況。
これも部分的に選択して白とびのところは暗く、黒潰れのところは明るく調整すると……
こんな感じで調整できます。白黒ブチ模様の子でもこれで大丈夫!(ちょっと違う
更にこういったRAW現像をすることを前提とするなら、前回記事で書いたシャッタースピード、f値、ISO感度の設定も話が変わってきます。室内の暗い環境でもブレを抑えるためにシャッタースピードを早めにして、ISO感度を低めにして画質優先というよくばりセットな設定が可能となります。
まあもちろん現像にも限度はあるでしょうし、撮影時にカメラの液晶で確認するのが困難なレベルの暗い写真になってしまったら撮影の成否の確認ができないのである程度の光を集める必要はありますがw
いかがだったでしょうか?
2回に渡って写真撮影についてお話させていただきました。
まずはカメラの設定について理解できるように。また写真は撮った後の加工でも表現を変えることができる、と言った点をカメラ初心者の方にも何となくわかっていただけるように書いたつもりです。
皆さんの愛猫だけにとどまらず猫カフェでも犬でもウサギでも、普通にお子様でもw
愛機であるカメラの実力を引き出して、この瞬間を切り取って保存したい被写体を収めてニンマリしていただければ幸いです。
今回はここまで。
ぱないの!
好きな娘の為に頑張る
やっぱり人間は一人では生きていけない、はっきりわかんだね!