ぱないの!
まぁ素晴らしくホッコリする写真です。目じりが下がることが間違いなしです。が、それがネコの魅力の全てでしょうか?
否!
ネコには狩猟者たるにふさわしいズバ抜けた運動能力が存在します。そのシーンも収めてこそ我が子の魅力をより引き出せるというものではないでしょうか?
しかし飛んだり跳ねたりのシーンに挑戦するも「ピンボケばかりで上手くいかない……」とお嘆きの方が多いのではないかと思います……
今回はそんなあなたでも空中に止まった我が子の姿を収めることができるよう、できるだけ簡単にノウハウを伝授致しますっ!
こんな「どういうポーズやねんコレ?」な写真が撮れること間違いナシですぞwww
機材の準備
撮影のための機材ですが、今回は三脚とレリーズが必要となります。
三脚
動体写真ではカメラのオートフォーカスに頼った撮影では一瞬のシーンを捉えることは困難です。固定の場所にピントをあらかじめ合わせておいて、そこに被写体を誘導する方がはるかに簡単です。そのためには一度合わせたピントがずれないようにカメラをがっちりと固定する必要があります。三脚はそのために必須と言えます。
レリーズ
レリーズはカメラのシャッターをリモートで押すための有線スイッチです。三脚でピントを固定したはいいものの、撮影時にカメラのシャッターボタンに触れれば簡単にカメラがずれてしまいます。これでは三脚で固定した意味がありません。よってレリーズを使ってカメラに触れることなくシャッターを切る必要があります。値段は安いものでは2,000円もしません。是非この機会に購入することをおすすめします。
カメラの設定はこうだ!
シャッタースピードは1/1000秒で
シャッタースピードとは主に被写体のブレを抑えるために使用します。ネコの動きはとても早いため、遅いシャッタースピードだとブレブレの絵になってしまいます。早いネコの動きを捉えて停止したように収めるには1/1000秒ぐらいのシャッタースピードが必要です。
f値は5.0で
f値はレンズにどれだけ光を取り込むかの指標です。数字が少ない方が明るい写真となります。同時にf値が小さいほどピントが合う範囲(被写体深度と呼びます)が狭くなります。動体写真では被写体が大いに暴れるのでピントが合う範囲が広い方が有利になります。ただし逆に10.0以上の数字だと暗すぎる写真になってしまいます。室内撮影であることを考慮すると5.0ぐらいが妥当かと思います。
ISO感度はオートでOK!
ISO感度は写真の品質を指定する指標で小さい数値であるほど高精細の写真となります。今回はシャッタースピード、f値を固定にしていますので、後はカメラ任せにしても大丈夫です。周りの明るさに合わせてカメラがISO感度を自動で調整してくれます。逆にその写真の仕上がりがあまりにざらつきのある写真になるのであれば撮影場所の光が足らないと言えます。夜ではなく日中に、雨の日ではなく晴れの日に撮影するなど好条件の日を狙いましょう!
ピントを合わせよう!
マニュアルフォーカスを使おう
常日頃の撮影では素晴らしく役に立っているオートフォーカス機能ですが、今回の動体写真では使いません。ピントを自力で合わせるマニュアルフォーカスを使用します。「AF ⇔ MF」みたいな記載が一眼レフならレンズに、コンパクトデジカメなら……どっかにあるんでしょうw
それを「MF」(マニュアルフォーカス)に合わせてください。こうすることでピントを自分で調整することができます。
ピントを合わせる
固定の場所にピントを合わせて被写体を誘導する、と先ほども書いた通り、撮影場所となる場所をあらかじめ決めておく必要があります。今回はその場所に爪とぎなどを置いて、それにピントを合わせましょう。
こんな感じで誘導場所に爪とぎを置いてそれにピントを合わせます。何枚か撮って撮影結果を拡大してピントが合っていることを確認してください。ピントを合わせたら爪とぎは片づけてしまいましょう。
さぁ撮影だ!
後は我が子をオモチャで釣ってピントを合わせた場所でキャッキャウフフするだけですw
できれば誘導役と撮影役とを2人で分担すれば楽なんでしょうが、ワイのようなボッチでは両方を担う必要があります……orz
撮影は連写モードでバシバシ撮りましょう。容量を気にしてはいけません。PCに保存すれば無尽蔵なのですからw
ナイスキャッチ!
連写で撮ることでこういう一連の流れを収めることもできたりします。
動き回るネコを追いかけて撮るのではうまく撮るのは至難の業です。あらかじめ準備した場所におびき寄せて撮影すれば初心者でもピントが合った写真を撮ることができます。
最後に
できるだけ簡単な説明でポイントに絞って書いてみましたがいかがだったでしょうか?
動体写真は準備が多く、更にネコにカメラをいじられてピントがずれたりとか、思った通りにネコが遊んでくれないw だとか、ハプニングも色々起こります。しかしながらそれを乗り越えて得られた一枚は思い出深い写真になります。
今回はここまで。
ぱないの!
カメラ所持者にありがたい記事です
三脚もレリーズも必要な場面は多いのに持ってないんですよね…記事を読んで、将来飼う(予定の)我が子のために買っておこうかなと思案中です( ¯꒳¯ )